読了物総括(上期分)



では本年度読了物(1月〜6月)の中から、気になったものをつらつらとピックアップ。




BG、あるいは死せるカイニス (ミステリ・フロンティア)

BG、あるいは死せるカイニス (ミステリ・フロンティア)



BGは初期の西澤保彦を彷彿とさせるSF的設定がナイスなミステリ。個人的には「そして扉は閉ざされた」よりも好きだったりします。




拷問器具について嬉々として語る大久保長安があまりにもステキ極まりないと思うがどうか。


キルケーの毒草 (カッパノベルス)

キルケーの毒草 (カッパノベルス)



個人的には本年度ベスト5に入れてもよいくらいの作品。こーゆー雰囲気の作品って大好きなので…。相原氏にはこの路線を今後も突っ走って欲しいところです。


ホッグ連続殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

ホッグ連続殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫)



海外ミステリ好きにはたまらん逸品。ラストで明かされる「HOG」の意味がステキすぎ。


あなたの人生の物語 (ハヤカワ文庫SF)

あなたの人生の物語 (ハヤカワ文庫SF)



SFに取り組みはじめて初期の頃に読んだので、正直雰囲気程度しか理解していないと思うのですけれども(;´Д`)
それでも面白かったと思えるのが凄いよな。


万物理論 (創元SF文庫)

万物理論 (創元SF文庫)



難解にも程がある、というSFなのですが…。大丈夫、よーわからんでも楽しめます。ワシもそーだった。


イニシエーション・ラブ (ミステリー・リーグ)

イニシエーション・ラブ (ミステリー・リーグ)



邪悪!邪悪ぅ!


六色金神殺人事件 (徳間文庫)

六色金神殺人事件 (徳間文庫)



ナイスおバカっ!


日本探偵小説全集〈10〉坂口安吾集 (創元推理文庫)

日本探偵小説全集〈10〉坂口安吾集 (創元推理文庫)



「不連続殺人事件」はキチガイ揃いのミステリで楽しかったよん。事件も派手で読み飽きなかったし。


神狩り 2 リッパー

神狩り 2 リッパー



ラストシーンのかっこよさに尽きる。


扉は閉ざされたまま (ノン・ノベル)

扉は閉ざされたまま (ノン・ノベル)



議論好きにはたまらん倒叙ミステリ。みんなもう読んだよね?


タフの方舟1 禍つ星 ハヤカワ文庫SF

タフの方舟1 禍つ星 ハヤカワ文庫SF



極上のエンタテインメントSF。SF苦手な人も大丈夫、まったく小難しくありませんよ?




よーやっと読みました。うむ、さすが有名なだけあって傑作だ。これも議論好きにはたまらん逸品。


館島 (ミステリ・フロンティア)

館島 (ミステリ・フロンティア)



デビュー作からずっと追っかけてきたので、東川篤哉のブレイクは個人的に嬉しい限り。このゆる〜いギャグがよーやく世間に認知されたのか、良き哉良き哉。






上期はこんなところかな?
では明日・明後日あたりで引き続き下期の総括をば。