読了物総括(下期分)



では本年度読了物(7月〜12月)の中から、気になったものをつらつらとピックアップ。
上期に比べて読了数が増えた分、ツボをつく作品が多かったなぁ。


えーと、ちなみに本の画像はアマゾン先生からテキトーに持ってきたものですので、古かったり文庫があるのにハードカバーの画像が出ていたりしています、その点ご了承を。






エロス溢れる愉快なSF。悶絶して笑わせてもらいました。


ゴーレムの檻 (カッパノベルス)

ゴーレムの檻 (カッパノベルス)



内容もさることながら、表紙もまたステキなんだよなぁコレ。


新・世界の七不思議 (創元推理文庫)

新・世界の七不思議 (創元推理文庫)



歴史のお勉強になりました。




問答無用の面白さっ!ごちそうさまでした。現在は文庫で出ています、そちらをどーぞ。


神様ゲーム (ミステリーランド)

神様ゲーム (ミステリーランド)



この邪悪さは半端じゃねぇ…ッ!


アマチャ・ズルチャ 柴刈天神前風土記 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)

アマチャ・ズルチャ 柴刈天神前風土記 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)



誰がなんと言おうがワシは大好きだっ!


宇宙消失 (創元SF文庫)

宇宙消失 (創元SF文庫)



不確定性理論を応用したアイディアが壮絶。先日読了した「ディアスポラ」よりも好きだなぁ。


交換殺人には向かない夜 (カッパノベルス)

交換殺人には向かない夜 (カッパノベルス)



本年度トップクラスのびっくりミステリ。いやー面白かったなぁ。


カリブ諸島の手がかり 世界探偵小説全集 (15)

カリブ諸島の手がかり 世界探偵小説全集 (15)



有名作「ベナレスへの道」だけでも読む価値ありと思われ。


どーなつ (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

どーなつ (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)



初めてなのに、どこか懐かしいSF。すげー気に入りましたよ。


迷宮の暗殺者 (ヴィレッジブックス)

迷宮の暗殺者 (ヴィレッジブックス)



どうみてもバカミスです。本当にありがとうございました。




「殺人鬼」は古典とは思えぬ面白さ。グリーン家よりも面白いんじゃない?


ベルガリアード物語〈1〉予言の守護者 (ハヤカワ文庫FT)

ベルガリアード物語〈1〉予言の守護者 (ハヤカワ文庫FT)



指輪物語の後継とも言うべき、全5巻にも及ぶ傑作ファンタジー。何気にボーイ・ミーツ・ガールものであることも個人的にポイント高かったり。


法月綸太郎の本格ミステリ・アンソロジー (角川文庫)

法月綸太郎の本格ミステリ・アンソロジー (角川文庫)



中西智明の短編がすげぇ。コレに尽きるよなぁ、やっぱり。




あやうく落涙しかけた程のSF短編集。難易度は低いと思われますので読んで欲しいなぁ。


容疑者Xの献身

容疑者Xの献身



話題になるのも肯けるナイス倒叙ミステリ。映画化しそうだよな…。


偶然のラビリンス (ヴィレッジブックス)

偶然のラビリンス (ヴィレッジブックス)



禁じ手にも等しき所業。そこに痺れる憧れるぅ!


摩天楼の怪人 (創元クライム・クラブ)

摩天楼の怪人 (創元クライム・クラブ)



御手洗シリーズでは久々の快作ではないかと。


模像殺人事件 (創元クライム・クラブ)

模像殺人事件 (創元クライム・クラブ)



よーやくまことのミステリに出会い申した。本年度一番の収穫じゃないかな?


痙攣的

痙攣的



国内作品では文句なし、ダントツのバカミスバカミス好きは必読の書ですぜっ!


夜明けのフロスト (光文社文庫)

夜明けのフロスト (光文社文庫)



大丈夫、これがあれば第4長編の翻訳まできっと待てる。






こんなところかな。


今年はバカミス・SF・古典ミステリと、多くの収穫があった一年でした。個人的にはドン・ウィンズロウのニール・ケアリーシリーズ4作目「ウォータースライドをのぼれ」が読めたのが嬉しかったなぁ。フロストも短編だけど読めたしね。(長編はまだですか)


あと長年の懸念であった「不連続殺人事件」「殺人鬼」とか、この辺の古典が予想以上に面白かったのも嬉しい誤算と言いますか。これで国内の有名古典長編ミステリは大体カバーしたはず、たぶん。(創元推理文庫の日本探偵小説全集はやっぱり集めることにしようかな)