小説感想 フレッド・ヴァルガス「青チョークの男」



青チョークの男 (創元推理文庫)

青チョークの男 (創元推理文庫)


パリで続く奇妙な出来事。夜のうちに歩道に青いチョークで大きな円が描かれ、朝、人が見つけるとき、その中には何かが置かれている。クリップ、羊肉の骨、オレンジ、人形の頭、本、蝋燭………およそガラクタばかりだ。そして<ヴィクトール、悪運の道、夜の道>という文字が必ず。誰がなぜこんなことを?人畜無害な偏執狂のイタズラと思われていたが、ある朝、様相が一変する。円の中には喉を切られた女性の死体があったのだ。そして、また一つ、また一つ、死体を囲む青い円。奇怪な事件となった青い円の謎に五区警察の署長アダムスベルグが挑む。現代フランス・ミステリ界の女王、フレッド・ヴァルガスの傑作シリーズ第一弾。



うん、びみょー。


ありとあらゆる構成要素、全てが中途半端な気がするのですがそれはワシの気のせいなのかにゃ。ロジック・トリック・キャラクター・雰囲気・構成等、全てにおいて微妙感をゆんゆん感じますですよ。事件そのものはかなり良い設定なのになぁ…。


ま、これはきっとワシが「ガチの本格ミステリ」をこの本に対し求めすぎたのが原因なのであろう、きっと。変な味わい(バカミスに非ず)があるので好きな人は好きだと思いますにゃ。


………えーと、語ることが特に無いのでこれで終わり。(そ、それくらい微妙な本だったんですよ、ワシにはっ!)