小説感想 マイクル・コナリー「ブラック・アイス」
- 作者: マイクルコナリー,Michael Connelly,古沢嘉通
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 1994/05/01
- メディア: 文庫
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モーテルで発見された麻薬課刑事ムーアの死体。殺人課のボッシュはなぜか捜査から外され、内務監査課が出動した。状況は汚職警官の自殺。しかし検死の結果、自殺は偽装であることが判明。興味を持ったボッシュは密かに事件の裏を探る。新しい麻薬ブラック・アイスをめぐる麻薬組織の対立の構図を知ったボッシュは、鍵を握る麻薬王ソリージョと対決すべくメキシコへ・・・・・・・・・ハリウッド署のはぐれ刑事ボッシュの執念の捜査があばく事件の意外な真相!「ナイトホークス」に続く傑作ハードボイルド第2弾。
2作目にして既に鉄板、超安定のハードボイルド作品。
1作目「ナイトホークス」からしてベッタベタなハードボイルド作品だったのですが、本作もその路線を正統進化させた鉄板も鉄板、超安定の内容でしたよ。如何にもアメリカ的(つーかハリウッド的)なテンプレートに従った王道ストーリーですので、ハリウッド作の刑事映画とかがお好きな方ならば面白く読めるはず。
・・・つーか安定しているっつーことは、逆に言えば突出した何かがないわけであり、印象に残りにくいってことでもあるんですけれども(;´Д`) まーそこは受け手次第ってことでひとつ。
ワシは面白く読みましたよん、ハードボイルド好きな人にはオススメっす。