DVD感想「食神」
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2001/06/20
- メディア: DVD
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香港料理海に君臨し、"食神"の名をほしいままにする周。しかしその実態はもはや料理人ではなく、ヤラセのTV番組を持ち、知名度を使って利益優先の店を次々に展開する高慢な儲け主義者であった。しかし、自身のチェーン店の50店目出店記念パーティで、従順な助手だと思っていたトンと取引先の大快楽チェーンの社長の罠にはまり、料理界を追放されてしまう。無一文になり香港の裏街に流れ着いた彼は、屋台の雑多麺に言いがかりをつけ女主人フォウガイとやりあうが、フォウガイの義理人情に触れ、屋台仲間と組み再起をかけて”爆発小便団子”を生み出すのだった・・・。
「少林サッカー」で一躍有名になった、チャウ・シンチー監督・主演の香港映画。
ぶっちゃけ、実写版「ミスター味っ子」。
もしくは狂人しか登場しない「料理の鉄人」でも可。
ちなみに初見は大学時代です。それから何度見直したことか・・・ッ!友人一同に披露した際にも大絶賛を受けているので、割と広くオススメできるんではないかと思います。
で、友人らに披露した際に一同が心を一つにして爆笑したのが、上記あらすじにある「爆発 小便団子」を食ったおっさんのリアクション。「うーまーいーぞー!」の味皇リアクションを超えたと言っても過言ではあるまい。(いやそれは言い過ぎ?)
何しろ脳内トリップ中の映像が「おっさんが爽やかすぎる笑顔で海辺を腰振りながら疾走する」というシロモノ。これは見てもらわないとよくわからんと思うのですが、正直見ても良くわかりません。(えー)
つーか何ですかこの神がかったセンスは。この演出を考えた人こそゴッドと呼ぶしかあるまいよ。(ちなみに小便団子を作っているシーンも超ステキ。ありえねーよ!)
で、上記あらすじの後いろいろあって盛り返す周とゆかいな仲間たち。真の料理王を決定すべく「食神コンテスト」が開催されることになりまして、周も参加を決意し有名な料理学校へ修行のため向かうことになるのですが・・・・・・。
ここから急激にバカが加速。
突如トンの刺客に襲われ、周は瀕死の状態に。そして命からがらでたどり着いた場所は何と少林寺。そこに登場するホモの老子、黄金色の坊主たち。
眼前に繰り出される魔界ぶりに、こっちの体が持ちませぬ。爆笑につぐ爆笑。お、おなか痛い・・・ (;´Д`)
そして舞台は怒涛のクライマックス、「食神コンテスト」へ。コンテストでは包丁が飛ぶイスで殴る人間が飛ぶ。(誇張なし) ほんとに料理勝負かっ?と思ってしまうほどですが、深く考えてはいけません。感じろ。そして笑え。
個人的には爆笑度では「少林サッカー」よりも上をいっている作品だと思うなぁ。「少林サッカー」を受け入れられる人ならば問題なく楽しめると思うっすよ、ええ。