小説感想 夢枕獏「餓狼伝 the Bound Volume 3」
新装 餓狼伝〈the Bound Volume3 〉 (FUTABA NOVELS)
- 作者: 夢枕獏
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2006/12
- メディア: 新書
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アメリカの裏社会で息づいていた古流武術・葵流。継承者の葵三兄弟は表舞台に出るべく暗躍を繰り返す。さらに、北辰館・東洋プロレス合同トーナメントが開幕し、文七と姫川がついに激突する。スクネ流も登場する新装版第3弾。Ⅷ〜Ⅹを合本刊行。
相変わらずの熱さで読んでるとテンションが上がりっぱなしになってしまう罠。ブラジリアン柔術使いやら古流武術家やら怪しげな流派の秘伝やらが登場し、ものすごーく混沌としてきましたですよ。つーかここまでごった煮感溢れる展開にしてしまって大丈夫なのか獏センセイ?話畳む気あるのか?畳む気があっても畳めるのか?畳めなくてもクルクルっと巻く程度はしてほしいけど。
本巻の見所のひとつ、文七VS姫川戦は文章のリズム感があまりにもワシ的にツボすぎて震えましたぜ。獏センセイ神がかりすぎじゃね?つーかもはや神じゃね?