小説感想 夢枕獏「餓狼伝 the Bound Volume 4」
新装 餓狼伝〈the Bound Volume 4〉 (FUTABA・NOVELS)
- 作者: 夢枕獏
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2006/12
- メディア: 新書
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姫川との激闘後、魂ごと放浪していた文七の下に、土方がおでん屋の親父にやられたとの報せが届く。陰にちらつくスクネ流…その謎を追ってブラジルからの刺客も来日。力王山VS松尾象山の激闘にも注目が集まる!新・餓狼伝に続くXI〜XⅢを合本刊行。
餓狼伝やばい、超やばい。
本巻の見所の一つである「力王山VS松尾象山」は盛り上がることは盛り上がるんですけど、なにぶん力王山のキャラが既刊であまり掘り下げられてなかったためか、個人的にはちょいイマイチだったかなぁ。それよりも堤ですよ堤。丹波文七戦より明らかにパワーアップして復活を遂げた堤があまりにもかっこよすぎで燃えすぎる。具体的にはネタバレになるので書けないけど、あの奥義を繰り出しやがったときにゃぁワシもう体温一気に急上昇ですよ。今後文七との再戦はあるのかな?ごっつ期待したいところだけど。
また、ストーリーの根幹に絡み始めたスクネ流の存在も見逃せねぇところ。まだまだ正体が不明なところが何とも怪しげなのですけど(;´Д`)
しかし、あと10巻ぐらいあっても完結しそーにねーなこりゃ・・・