小説感想 赤城毅「氷海の狼火」



氷海の狼火―魔大陸の鷹シリーズ (ノン・ノベル)

氷海の狼火―魔大陸の鷹シリーズ (ノン・ノベル)


北極海に突如新しい島が出現!?異変は地下王国アガルタの力によるものだ!碩学大木戸博士のひと声に、冒険児・伊集院従吾は、一九二四年、最新鋭艦「黒姫」に乗り込んだ。危険な金髪美女と爆弾娘、変人学者とともに目指すは極地。だが、氷が支配する海で待っていたのは、新領土獲得を狙う米国の空母、そして海兵隊の凄腕が操縦する戦闘機。かくて、北の果てで大海戦が勃発する!海底深くUボートで不気味な動きを見せる鉄仮面の教授、その上に君臨する謎の怪少年…。ますます混迷する秘宝争奪戦の行方は!?



先日読了した「熱沙奇巌城」の続編です。上記粗筋を読んで「・・・濃いな」と思われた貴方!どーみてもその通りです本当にありがとうございました。


最初から最後までテンションが落ちず、ノリノリで読み通せてしまう大変愉快なB級冒険伝奇小説。ワシはこーゆーのが大好物なのでございますよ。「熱沙奇巌城」ほどのキレた展開はなかったけど、これはこれで十分狂っているよな!これぞ伝奇。これぞB級。


ワシと嗜好が似通っている方ならばきっとお気に召すと思います、つーかたまには頭悪い本も読んだっていいじゃない!読んだっていいじゃない!(繰り返して強調)