小説感想 マイクル・コナリー「ザ・ポエット」(上下巻)
- 作者: マイクルコナリー,Michael Connelly,古沢嘉通
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 1997/10
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デンヴァー市警察殺人課の刑事ショーン・マカヴォイが変死した。自殺とされた兄の死に疑問を抱いた双子の弟で新聞記者であるジャックは、最近全米各所で同様に殺人課の刑事が変死していることをつきとめる。FBIは謎の連続殺人犯を<詩人>(ザ・ポエット)と名付けた。犯人は、現場にかならず文豪エドガー・アラン・ポオの詩の一節を書き残していたからだ。FBIに同行を許されたジャックは、捜査官たちとともに正体不明の犯人を追う・・・。エドガー賞受賞の鬼才、マイクル・コナリーが犯罪小説の極北に挑む野心作!
面白すぎですっ!
<ボッシュ・シリーズ>でお馴染みコナリーのノンシリーズ長編。・・・とはいえ、本作は<ボッシュ・シリーズ>のある1作に関わってくるのでまったくの無関係とは言えないんですけれども(;´Д`)
しかしまぁそれは置いといてですね、本作「ザ・ポエット」はノンシリーズであるがゆえに「コナリー?興味あるけどシリーズ多すぎて読めないよぅ」とお嘆きの方に是非とも読んでもらいたい作品でありまする。<ボッシュ・シリーズ>のクオリティにまったく引けを取らない内容ですので、コナリー初心者にはオススメしやすいと思われ。
つーかよほどのジャンル偏愛主義者でもない限り、上記あらすじを読めば自動的に本屋さんに行って現物を抑えたくなること必至だと思いますゆえ、ワシとしては「すげぇ面白かったので読め読め」とゆー結論でひとつ。・・・いやもう、ほんとコナリーの神っぷりは異常だぜ・・・!