小説感想 早見江堂「本格ミステリ館焼失」
- 作者: 早見江堂
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/12/14
- メディア: 単行本
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森の中の閉ざされた館が崩れ落ちそして誰もいなくなった!?
愛する叔父の死の真相を探る奈々緒、その驚愕の結末とは?本格ミステリへの愛と薀蓄に満ちた傑作が誕生───これぞ21世紀の「ザ・火沼(?)マーダー」だ!
これはバカミスと言わざるを得ない・・・ッ!
まぁ本書のタイトルとか、上記あらすじにあるよーに「火沼マーダー」から何となくイメージできるよーな某作と某作家への含みとか、色々と深読みできそーな内容ではあるんですが・・・。でもまぁ、その、何だ。この大技っぷりは何事だよ、と。どーみてもバカミスです本当にありがとうございました───と言わざるを得ませんぜ。なんつーか、ここまで酷い(注:割といい意味で)トリックは久々でちょっとワシ感動したよ。マジに内容推理して読んでた読者は怒髪天ものだと思うけど(;´Д`) ワシとしては「ええー!」と吹いてしまったので全て良しとするものです。
つーわけで心の広い方にのみ推奨。バカミスをバカミスと見抜けないとバカミスを楽しむのは難しいねっ!