小説感想 夢枕獏「涅槃の王2」
涅槃の王〈2〉神獣変化 蛇魔(ヴリトラ)編・霊水(アムリタ)編 (祥伝社文庫)
- 作者: 夢枕獏
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2000/08/01
- メディア: 文庫
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真理を求めて旅を続けるシッダールタ(後の仏陀)は、マーサーカ国王城の宝物庫から"蛇魔像"が盗まれる事件に巻きこまれた。剣士アゴンとの追跡もむなしく、探索は苦難を極めた。加えて蛟族の妖異集団も像を狙って出現、事態は思わぬ展開に!「蛇魔編」「霊水編」を合本で贈る不滅の超伝奇大河小説!
1巻は「幻獣変化」という単独で完結しているお話でしたが、本巻から「神獣変化」というシリーズが開始。獏センセイの悪い癖(否、良い癖か?)が出たのか、1巻の展開とは打って変わって「面白いんだから長くなっても仕方ねーじゃねーかよ!」といわんばかりの重厚な内容&1巻からスケールアップしすぎな内容になり、話が進んでいるのか止まっているのかよくわからん展開をみせやがってくれます。・・・いや、面白いから別にいいんだけどさ。
お話的にはまだまだ溜めを作っている真っ最中という感じ。色々な思惑を秘めたキャラクターが次々登場し、不死の霊水アムリタを探す旅はこれからどーなってしまうのかっ!?ということで3巻を読むのが大変楽しみです。
つーか最終的にはシッダールタが悟りを開くまでを書き上げてるっつーことだけど、一体どーゆー内容になってんだ?はよ続きよまにゃ・・・