第2位 ピーター・ラフトス「山羊の島の幽霊」



山羊の島の幽霊

山羊の島の幽霊


「どうせ死ぬなら、死んだつもりで復讐を手伝わないか」


孤島で自殺を図ろうとした男に、言葉巧みに依頼してきたのは、うさんくさい幽霊。復讐相手を捜しに向かうと、そこは「大学」と呼ばれる巨大な塔で───。


死せる本の墓場に、地下に棲む怪物、血に餓えた図書館───奇妙な世界に迷いこんだ男の運命を描く、傑作ゴシック・ユーモア・ファンタジイ。



美しいラストのはずなのにこのこみ上げる笑いは一体何なんだ。というか幽霊でてきたり巨大な図書館で迷子になって乱戦繰り広げたり湖底には怪物いたりとカオス過ぎやしないかこの世界。ステキ!


「何だこの展開」と思っているところに「何だよこの展開は」と思っていたら「えー何この展開」となり「ちょwww待てwww」と思わずツッコミを入れたくなる、この意味不明な話が実にワシ的にツボでございましたとさ。