京フェス本会企画



一コマ目は「J・Pホーガン追悼」。出演者は大野万紀小浜徹也大森望の3氏。この方々によるホーガンの思い出話とか有名作品の内容紹介とか。とりあえずホーガンがリバタリアニズムの持ち主でオンナスキーであることが判明しますた。デビュー作「星を継ぐもの」は2001年宇宙の旅を見て「面白いけどよくわかんねーよ!あれなら俺の方が面白い作品書けるよ!」「じゃ書けよ」「えっ」「えっ」という流れで書かれたらしいです。あとライフメーカーシリーズと創世記機械は面白いので読んでおくが吉とのこと。


追記:当初はホーガンは「ハードSFじゃないやい!」的扱いを一部から受けていたとのこと。


二コマ目は「ライトノベルとSFの境界」。司会は早川書房井手聡司氏、出演者は木本雅彦、大西科学、藤真千歳、森田季節の4氏。自己紹介のあと早川で作品を出すことになった経緯、作家デビュー経緯、読んでた本などなどが語られました。森田氏以外は結構ガチのSF畑出身みたい。木本氏のX68に対する愛が暴走しかけたり、16色の時代には夢があったと木本・藤真氏が遠い目をしたり森田氏が時代の壁を感じたり、大西氏がダンディズム溢れる大人のおっさんであったりと、企画タイトルとはあまり関係ない話で盛り上がっておりました。「セカイ系についてどう思う?」と質問があって4者ともに面白い回答だったという記憶があるのですが詳細については忘れちゃった(´・ω・`)


三コマ目は「チャイナ・ミエヴィルの世界」。出演は訳者の日暮雅通、海外SF同好会アンサンブルのニシカワの2氏。ミエヴィルの経歴から始まって著作の内容紹介、未訳の紹介、訳文での苦労などなど。最初にどのくらいミエヴィル作品読んでるかの調査をしたのですが、京フェス参加者もあンまり読んでなかったっす。(当方はペルディート(以下略)以外は読んでました) ミエヴィル作品の魅力とか色々と語られ、ペルディ(以下略)についてはファンの手によるアートなどが紹介されました。アンランダンにはミエヴィル自身がデザインしたキャラが絵入りで作中で紹介されているのですが、その中ではバケツ忍者が大人気だったとですよ。次の訳出は「The city & the city」になりそう・・・な話で〆。まだ取り掛かってもいないらしいけど。


最後の四コマ目は「SFメディアとしてのビジュアルノベル」。司会が前島賢氏、出演者は伊藤ヒロ海猫沢めろん鋼屋ジン樺薫の4氏。炸裂するエロゲートークに聴衆者一同若干引き気味だったが大丈夫か?という状態でしたが中盤以降はなんてことなかったです。絶滅キングとか何年ぶりかに名前聞いたよ。というか前島氏、伊藤氏、鋼屋氏がメインで海猫沢氏と樺氏はあまり話に加わってなかったよーな。「SFは企画を通しにくい」とボヤく前島氏に対し「ウチはそンなことないぜ?」という対照的な鋼屋氏のやりとりがステキ。とりあえず服装をSFっぽくしてれば何とかなる、デモベはキャラデザありきからスタート、Hallo,Worldは当初はあンな話ではなかったと色々とウラ話が聞けました。あと触手のタイプによって作品はファンタジーかSFかに分かれるそうです。分からんでもない。






いじょ、本企画でワシが覚えていることでした。後日合宿企画についてうp予定。