山口芳宏「100人館の殺人」



100人館の殺人

100人館の殺人


大富豪の館でメイドとして働く妹に頼まれ、名探偵・西園寺とその館にかけつけた神尾は、奇妙な殺人事件に遭遇する。衆人環視下、謎の方法で館の主が殴り殺され、容疑者は、なんと館を訪れていた計百人!誰もかれもが疑わしい!?しかも外界に通じる唯一の道である橋が爆破され、閉鎖空間内で次々事件が・・・。鬼才があなたに"本格ミステリ"の意味を問う、驚愕の最新作。



容疑者100人というシチュエーションが何一つ有効に生かせてない気がするけど、トリックがおバカだったので全て許すものなり。バカミスはいい・・・実にいい・・・「本格ミステリ」という昔追い求めた何かを思い出させてくれる・・・。あと結構派手に人が死ぬので退屈せずに読めるのもポイント高い。もう細かいことはいいんだよ!本格ってのはなぁ、こうガーッと人が死んでグァーっと推理してスパーンと解決して楽しければいいんだよ!(すげぇ曖昧な表現)


山口芳宏氏はこの路線を恐れず突き進んで欲しいものです。ワシは応援してるよ!してるよ!