翻訳ミステリー大賞授賞式&コンベンション参加してきました



というわけで「いいから来いよおうおう」と周囲から圧力お誘いを受けたので、先週末は東京行ってました。以下簡単に感想など。


<記念公演>


瀬名秀明氏による記念講演。SFメインな人かと思ってたら結構ガチなミステリ者・・・というよりは書籍キチガイ者でもう変な笑いしか出ませンでしたわ。古本道は冥府魔道みたいな話はもう「マニア怖いお・・・」としか言いようがねぇぜ。あまり他人事でもない気がするけど。今手がけてる新作がすげぇ面白そうだったので発売を楽しみに待ちたいと思います。


<第3回翻訳ミステリー大賞開票&贈賞式>


「犯罪」と「忘れられた花園」が最後まで競り合ったおかげで結構盛り上がりました。ワシ的には「忘れられた花園」かなー、と思っていたので納得の結果。受賞おめでとうございます。そして「アンダー・ザ・ドーム」まだ読めてなくてすいませンすいませン(土下座


<ミステリ読書地図>


これは超楽しかった!複数のチームで同時に進行したのだけど、各チームごとにかなり展開が違ってて色々と興味深いことになってましたよ。つーか皆詳しすぎて如何に自分が素人かをまざまざと思い知る。そしてケッチャムの「隣の家の少女」が超人気だったのは何故だ。わいわいがやがやとやれるので、複数人集まった際の最初のウォーミングアップとかには最適な気がするなぁこれ。またやりたい。




ここからは個別の企画。ワシが参加したのは以下2つ。




<フランス・ミステリを楽しもう!>


バカミス研究でお馴染み小山正氏とフランスミステリの訳を手がける二大巨頭、平岡敦&高野優氏による企画。結構力入った資料を頂き、もうフランスミステリについてのアレな話が大量に聞けるかと思ったけど、何か途中から書物自慢みたいな方向に話が進み資料とはまったくもって関係ない内容になってしまってた気がする。いやまぁこれはこれで楽しい話ではあったが。とりあえず「カミ最高!」的話だったので、ルーファック・オルメス作品をさっさと復刊していただきたいものです(願望


あと特別に訳したっていうピエール・シニアックの短編「殺人生中継」を頂いたのですが、これがまた恐るべき内容(タイトルからしてアレだよな)でバカミス者としてはもうこれだけでも参加した価値があるってものですぜ。シニアックはもっと訳して欲しいなぁ


<「ホワイト・ジャズ」徹底解剖!>


続いてエルロイ「ホワイト・ジャズ」について語る会に参加。訳者の佐々田雅子さンがすげぇファンキーな方で、エルロイを訳されたのもなるほど納得という御人でした。こちらも文庫担当編集の永嶋氏による気合と魂の解説書的資料をいただきまして、資料に目を通すだけでもお腹いっぱいになりましたよ。とりあえずジャズ文体は練習してものにしておきたい。


つーかテーブル周辺がやたらテンション高く、それを遠巻きに見守る外野という図式になっていたのがかなり印象的でした。ちなみにワシ外野。(つーかあの話に飛び込むのは素人にはちょっと無理やわ・・・)




で、次が企画最後。結局コージーミステリの部屋と「生還」読書会、ハードボイルド部屋は覗けなかったよ・・・。まぁハードボイルド部屋は喫煙部屋ってことだったので、時間あっても行ってなかった気がするけど。コージー部屋はちょっと何やってるのか見ておけばよかった。「生還」は未読なのでそもそも行けなかった(白目




<ミステリー・クイズ大会>


かなり酒が入った宿泊組を集めてのクイズ大会。何やるかと思ってたけど、エキサイト翻訳を駆使したクイズとかは企画の勝利でありかなり面白かったです。


でもまぁこれについては周囲の環境がちとアレだったのでイマイチ乗りきれなかった。無念。






まとめ。総じて楽しいイベントではありましたので、次も行きたいか、っつーと企画次第ではありますがタイミングが合うよーならばまた行きたいところです。でも正直なところ、それなりの人脈(知り合い)がないとソロで参加するのはちと辛いかなーという気がしないでもありませぬ。企画が始まれば気にならないけど、ご飯食べたりとか待ち時間とかは知り合い同士でグループ作っちゃってるから、相当コミュレベル高い人間じゃないと単独行動することになり、結構寂しい思いすることになると思いますので。まぁ各地で開催されている読書会とかに参加して顔を売っておけば、誰かに気づいてもらえると思いますゆえまずその辺の地道な活動をやっておくべきかな。というわけで読書会に皆参加すればいい。ナイス結論。


あと来年度にむけて読書会関連で何か動きがあるやもしれない。実現すると楽しいなぁ