小説感想 高田崇史「QED 〜ventus〜 鎌倉の闇」



QED  ~ventus~  鎌倉の闇 (講談社ノベルス)

QED ~ventus~ 鎌倉の闇 (講談社ノベルス)


「"神"は三種類に分類される……まず第一が、大自然。次は祖霊。最後は、時の朝廷に対して戦い、恨みを呑んで亡くなっていった人々」。銭洗弁天鶴岡八幡宮、御霊神社……鎌倉をそぞろ歩く奈々、沙織の棚旗姉妹に、桑原崇が説く「鎌倉=屍倉」の真実!源三代にまつわる謎の答えが、闇の中に白く浮かび立つ!!



勉強になるなー。


今回のテーマ「鎌倉」についての薀蓄部分(こーゆーのもペダントリーって言うのかな?)は大変楽しく読めたのですが、その、作中の殺人事件が異様に浮いているのはどーにかならんものか。


まあいつもの事よ、と言えばそーなんですけど(;´Д`)


いつもどおりのQEDクオリティなので、シリーズファンは安心して読むがよかろうさ、ええ。