小説感想 高田崇史「QED 〜ventus〜 鎌倉の闇」
- 作者: 高田崇史
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2004/08/06
- メディア: 新書
- クリック: 5回
- この商品を含むブログ (70件) を見る
「"神"は三種類に分類される……まず第一が、大自然。次は祖霊。最後は、時の朝廷に対して戦い、恨みを呑んで亡くなっていった人々」。銭洗弁天、鶴岡八幡宮、御霊神社……鎌倉をそぞろ歩く奈々、沙織の棚旗姉妹に、桑原崇が説く「鎌倉=屍倉」の真実!源三代にまつわる謎の答えが、闇の中に白く浮かび立つ!!
勉強になるなー。
今回のテーマ「鎌倉」についての薀蓄部分(こーゆーのもペダントリーって言うのかな?)は大変楽しく読めたのですが、その、作中の殺人事件が異様に浮いているのはどーにかならんものか。
まあいつもの事よ、と言えばそーなんですけど(;´Д`)
いつもどおりのQEDクオリティなので、シリーズファンは安心して読むがよかろうさ、ええ。