小説感想 デイヴィッド・エディングス「ベルガリアード物語」全5巻



予言の守護者 - ベルガリアード物語〈1〉 (ハヤカワ文庫FT)

予言の守護者 - ベルガリアード物語〈1〉 (ハヤカワ文庫FT)



蛇神の女王 - ベルガリアード物語〈2〉 (ハヤカワ文庫FT)

蛇神の女王 - ベルガリアード物語〈2〉 (ハヤカワ文庫FT)



竜神の高僧 - ベルガリアード物語〈3〉 (ハヤカワ文庫FT)

竜神の高僧 - ベルガリアード物語〈3〉 (ハヤカワ文庫FT)



魔術師の城塞 - ベルガリアード物語〈4〉 (ハヤカワ文庫FT)

魔術師の城塞 - ベルガリアード物語〈4〉 (ハヤカワ文庫FT)



勝負の終り - ベルガリアード物語〈5〉 (ハヤカワ文庫FT)

勝負の終り - ベルガリアード物語〈5〉 (ハヤカワ文庫FT)


太古の昔、莫大な力を秘めた宝石<珠>をめぐって神々が熾烈な戦いを繰り広げた。争いの末に魔術師ベルガラスが邪神トラクを倒し、その復活の日まで争いにひとまず終止符を打ったのだった……老人ウルフの語る神話は、平和な農園で暮らす少年ガリオンの一番の楽しみだった。しかし少年の人生はある日を境に一変する。世界の命運を賭け、予言を成就する冒険の旅に連れだされたのだ!大好評ファンタジィ巨篇、新装版登場!



大傑作。


随所に「指輪物語」にインスパイアされたであろうことを感じさせるキャラや展開があったりしますが、文句なしの傑作ファンタジー大作。大いに楽しめましたよ。(「指輪物語」ほど堅苦しくないし)


何より主人公・ガリオン少年がヘタレでないのが良い感じ。1巻では世間知らずの甘ちゃん坊やなのですが、ストーリー進むにつれて徐々に成長していく様が実感できるのが読んでて気持ち良いです。(1巻と5巻の表紙比べれば一目瞭然でしょ)


また全体として「ボーイ・ミーツ・ガール」ものであるというのも個人的にポイント高し。いやワシ、このジャンル結構好きなのですよ、そして「ボーイ・ミーツ・ガール」ものとしてもかなりの高レベル作品ですよコレ。もう身もだえするほどに(;´Д`)


ファンタジー好きの方は読んで損はないかと。全巻積見上げると結構な厚さになりますが、読み始めるとさらりと読んでしまいますよ?たぶん。