ちょっと紹介



トリックがおバカ、ではなく展開がおバカなミステリといえばコレ。


騎士の盃 (ハヤカワ・ミステリ文庫 6-10)

騎士の盃 (ハヤカワ・ミステリ文庫 6-10)



カーター・ディクスン「騎士の盃」、コレに尽きると思うがどうか。


H・M卿が歌の練習をしている(そして歌はやっぱり下手糞)冒頭のくだりからして爆笑ものなのですが、中盤の展開(特にマスターズ警部)がステキ極まりない、超一級品のバカミスです。スラップスティック・ミステリの決定版と言っても過言ではなかろうて。(言い過ぎ?)