映画感想 「ALWAYS 三丁目の夕日」



完成度で言えば恐らく昨年の邦画NO.1ではないかにゃー、と愚考したしまする。


昭和33年を舞台に展開される笑いあり涙ありの人情作品なのですが、「昭和」というものの再現度が恐ろしいことになってます。生まれていないので勿論当時の体験なんてありゃしませんけれども、作品から醸し出されるノスタルジーさが半端ではありませんよちょっと。映画冒頭に登場する町並みが素晴らしいったらありゃしない。


そしてその「昭和」らしい舞台で繰り広げられるのは、やっぱり「昭和」らしいドラマ。典型的な江戸っ子やら悪ガキやら、昭和テンプレート的キャラが愉快な下町人情話を展開するのですが、とりわけ印象的なのが吉岡秀隆演じる茶川竜之介と、その居候となった子供・古行淳之介のふたり。(この作品のメインと言ってもいいぐらい) このふたりが心を通わせていくプロセスは、ちょっとかなり涙腺に来る物がありましたよ(;´Д`) (サンタのエピソードとかすげー良い!)


人情ものがあまり得意ではないワシでも面白く観ることができましたので、普段この手の映画を敬遠気味な方でも楽しく観賞できるんじゃないかなー、と。(もう上映してるとこ殆どないだろーけど)


まあ1年ぐらいしたら地上波でも放送するだろーけれども、これはDVDで購入しても損はしないんじゃないかな?洋画ばっかりではなく、たまには邦画もいいもんですよ(;´Д`)