小説感想 原籙「ミステリオーソ」



ミステリオーソ (ハヤカワ文庫JA)

ミステリオーソ (ハヤカワ文庫JA)


本書と続刊『ハードボイルド』は著者初のエッセイ集『ミステリオーソ』(95年)に、その後著された新たなエッセイ・対談・短篇を加えて再編集した<原籙エッセイ集>増補版。本書は、映画とジャズが大好きな少年がハードボイルド作家としてデビューするまでの紆余曲折を豊かな感性で表わした「飛ばない紙ヒコーキ」を始めとして、おもに映画・ジャズ・自身に関するエッセイと対談を収める。原寮の世界を知る最適の書。



説明無用なほど、完全にファン向けの本。


エッセイとはいえ、ジャズやマニアックな映画などの内容が多いので…。ファンでも面白く読めるかどーかと言いますと、ちょっと微妙なところです、ぶっちゃけた話(;´Д`) ジャズとかに造詣が深い方ならば面白いかもしれないけど。


つーかこのエッセイ読む限りでは、原氏がすげぇダメ人間としか思えないんですけれども(;´Д`) (特に若いころ)
こんな生活っぷりでよく生活費稼げてこれたなぁ、ちょっと感心。


原氏の熱心なファンならば読んで損はないかなぁ。「普通に好き」程度ならばスルーしても問題ないかと。