小説感想 原籙「ミステリオーソ」
- 作者: 原りょう
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2005/04/21
- メディア: 文庫
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本書と続刊『ハードボイルド』は著者初のエッセイ集『ミステリオーソ』(95年)に、その後著された新たなエッセイ・対談・短篇を加えて再編集した<原籙エッセイ集>増補版。本書は、映画とジャズが大好きな少年がハードボイルド作家としてデビューするまでの紆余曲折を豊かな感性で表わした「飛ばない紙ヒコーキ」を始めとして、おもに映画・ジャズ・自身に関するエッセイと対談を収める。原寮の世界を知る最適の書。
説明無用なほど、完全にファン向けの本。
エッセイとはいえ、ジャズやマニアックな映画などの内容が多いので…。ファンでも面白く読めるかどーかと言いますと、ちょっと微妙なところです、ぶっちゃけた話(;´Д`) ジャズとかに造詣が深い方ならば面白いかもしれないけど。
つーかこのエッセイ読む限りでは、原氏がすげぇダメ人間としか思えないんですけれども(;´Д`) (特に若いころ)
こんな生活っぷりでよく生活費稼げてこれたなぁ、ちょっと感心。
原氏の熱心なファンならば読んで損はないかなぁ。「普通に好き」程度ならばスルーしても問題ないかと。