小説感想 ジーン・ウルフ「新しい太陽の書② 調停者の鉤爪」



調停者の鉤爪 (ハヤカワ文庫SF―新しい太陽の書)

調停者の鉤爪 (ハヤカワ文庫SF―新しい太陽の書)


厳しい掟にそむき、生まれ育った<城塞>を追放された若き拷問者セヴェリアンは、伝説の都市スラックスへと向かった。名剣テルミヌス・エストと、人智を絶する力を秘めた宝石<調停者の鉤爪>を携えて………。衰えゆく太陽と異様な風景、そして謎めいた人々。セヴェリアンの旅は、しだいに惑星ウールスの生成の謎に迫るが、その一方で彼は、あらがいがたい運命にみちびかれていくことになる!絶賛を博した四部作、第二弾登場。



思ったことは前回の感想(id:NOBNOB:20060413)で書いてしまっているので、他にあまり付け加えることはないんですけれども(;´Д`)


んー、でも難解さはますますレベルアップしているよーな気が。ストーリー的には前作よりも動きがあるため、何も考えずとも結構楽しめるんですが…。今回は作中作(作中劇?)とか前作以上に何でもアリ的な内容の為、「ちょっとついていけねぇ」と断念してしまう人も多いかもです。


ま、大して理解できなくても世界観に浸るだけで十分楽しい為、ワシとしては何も問題ない作品。色々と妄想して楽しめるゆえ、スルメのよーに長ーく楽しめるのが個人的には嬉しいところですにゃ。