小説感想 アン・マキャフリィ「パーンの竜騎士① 竜の戦士」



竜の戦士 (ハヤカワ文庫 SF 483 パーンの竜騎士 1)

竜の戦士 (ハヤカワ文庫 SF 483 パーンの竜騎士 1)


色とりどりの竜にうちまたがり、竜騎士は惑星パーンの空を駆け巡る。迎え撃つ敵は邪悪の星からの侵入者、糸状の胞子生物だ!だが、かれらの戦いも今度ばかりは旗色が悪い。平穏な四百年の間に竜騎士の役割は忘れ去られ、竜も竜騎士も衰退の一途を辿っていたのだ。そんな時に、糸胞襲来の予兆として竪琴弾きの歌に語られる"赤ノ星"がパーンの空に出現した!女流作家が情感豊かに描くヒューゴーネビュラ賞受賞作。



竜騎士は飛ばねばならぬ、空に糸胞があるときは!


えーと、主人公クラスのレサとフーラルが如何にもあめりか〜んなキャラ立ちしていますので、ちょいとばかり感情移入しにくいっつーか、魅力はあるけど受け入れ難いっつーか(;´Д`)


しかし竜があまりにも愛らしいので全て許す所存。竜かわいいよ竜。フーラルの竜・ニメンスとかレサの竜・ラモスは人間と違って実に良いキャラ立ちしているよな。ワシもこんな竜が欲しいぞ。


とキャラ系の話は置いといてですね、一番語りたいネタを。


本書はラスト近くで実に豪快なSF的ネタが炸裂しやがるのですが、そいつがあまりにもありえないっつーか「ちょ、おま、もちっと周囲の影響考えたほーが良くね?」と素人SF読者でも突っ込みたくなるものでして(;´Д`) ・・・まあここまで豪快にやられると笑って全てを許したくなるのですけれども、それでも これは ひどい。(注:誉めてます)


とグダグダ書いてはいますが、結構面白かったですぜ。3巻でお話が一区切りするらしいので、それまではとりあえず読んでみる予定です。