小説感想 殊能将之「子どもの王様」



子どもの王様 (ミステリーランド)

子どもの王様 (ミステリーランド)


ショウタの親友トモヤは学校にはほとんど行かず本ばかり読んでいる。そのせいか途方もないつくり話をよくする。この団地の外側には何もない、現に団地の案内図には外側なんて描いてないじゃないかという。今日も学校はあったよとショウタがいうと、昨晩大急ぎで造ったのさ、といった調子だ。他にも団地に住む魔女の話とか、残虐非道な子どもの王様の話とか・・・。だがある日、ショウタはトモヤがいうとおりの姿かたちをした男を目撃する。もしかしてあれが子どもを穴蔵に閉じ込め、召し使いとしてこきつかうという子どもの王様?



うーん、びみょー。


ミステリーランド」第1回配本だったので、どんな話にしたらいーのかイマイチ掴めていなかった為かもしれませんが・・・。正直ちょいと微妙なデキ。殊能氏のファンならば、作品内に氏のTVウォッチャーっぷりが垣間見えるあたりに楽しみを見出せるでしょーけど(;´Д`)


小さいお友達のころに読むとまた違った感想・・・・・・・・・いや、同じ感想を抱くだろーなきっと。たぶん読了後に「邪悪さが足りん」とか思うに違いない。我ながらいやなお子様だなそれは。


ワシとしてはあまりお勧めしませんが、氏のファンならば読んでみてもいい・・・か・・・も?(恐る恐ると)