小説感想 E・C・R・ロラック「ジョン・ブラウンの死体」



ジョン・ブラウンの死体 世界探偵小説全集 (18)

ジョン・ブラウンの死体 世界探偵小説全集 (18)


ある冬の夜、人気のない崖地で野宿していた浮浪者ジョン・ブラウンは、大きな袋を運ぶ怪しい男に出会った。そして翌朝、120マイル離れた街道で、重傷を負い、意識を失ったブラウンが発見された。瀕死の浮浪者の遺した奇妙な話に興味を持ったマクドナルド主任警部が、休暇を利用して調査に乗り出すや、事件はたちまち複雑な様相を見せ始めた。作家の失踪、事故に見せかけた殺人未遂、袋詰めの死体・・・イングランド西部の荒涼たる自然を背景に展開される奇怪な事件。英国ミステリの醍醐味を満喫させる本格派の巨匠ロラックの代表作。



うぉー、こいつぁまた渋いな・・・。


冒頭から中盤にかけて展開されたネタが後半見事に融合していく様だとか、作品から醸し出されるイギリスの田舎の雰囲気だとか、犯人の追いつめっぷりだとかいろいろと見所はあるんですが・・・。あるんですが・・・ッ!


まぁ、その、なんだ。地味。


・・・い、いや地味なのが悪いっつーわけじゃないけどさ、あまりにもインパクトが無さ過ぎですぜこれ。何だか1ヶ月もしないうちに話忘れてしまいそーな気が(;´Д`) まぁその場合は再読する楽しみが出来るからいいか。(前向きな考えだ・・・ッ!)


ま、面白いことは面白いので古典好きな方は迷わずどぞ。