小説感想 赤城毅「燃える地平線」



燃える地平線 (ノン・ノベル)

燃える地平線 (ノン・ノベル)


<アガルタの秘宝・双魔玉は超古代の破壊兵器だ>
今、明かされる衝撃の事実。それは世界の破滅を狙う魔人の手に落ちた!南米の密林奥地で、その力を起動せんと秘儀が始まる。悪魔の陰謀を阻止すべく、冒険児・伊集院従吾は、1924年、異端の変人学者、危険な金髪美女と爆弾娘とともに、大アマゾニアへ。折りしも、因縁の米海兵隊の猛者、赤軍の剛腕将校も同地へ潜入した。強敵・鉄仮面の教授、そして少年に憑依した暗闇公爵を倒せるのか?緑の魔境へ、従吾、最後の大冒険!



うはー、めっちゃ面白かったなぁ!


以前に感想UPした新・魔大陸の鷹シリーズ(「熱沙奇巌城」「氷海の狼火」)の完結編です。過去作を読んでればコッテコテのコテコテなB級作品であるとゆーことはコーラを飲んだらゲップが出るとゆーくらいわかりきったことなのでありますけれども、それでもワシは声を大にして言いたい。「濃すぎ」と。つーか、もうね、読んでて実にイイ笑顔を浮かべてしまう作品なのですよ。特に伊集院従吾のお友達(?)、米海兵隊所属のホーキンズさんがあまりにも美味しい役どころで、もう、ワシもう・・・ッ!(感極まったよーです)


つーか全3巻と結構な長さのお話なのに、終わってみれば「もっと!もっと続きを!」と渇望してしまうこの恐るべきリーダビリティっぷり。「俺はエンターテインメント作品が好きなんじゃぁぁぁ!」とゆー方は是非是非、本書を試してみてくださいな。