小説感想 門前典之「死の命題」



死の命題

死の命題


雪に閉ざされた山荘でひとり、またひとりと繰り返される殺人劇。いったい誰が何のために仕組んだのか?密室、連続殺人、そして設計事務所を営む風変わりな探偵。本格推理の魅力を余すところなく盛り込んだ傑作ミステリー。



バカミス・オブ・バカミス


ごっど、すなわち神といえる神がかったバカミスでございます。正直ネタには前例がないこともないんですが、とにかくそんなことが気にならないくらいの突拍子も無さが実にステキ。登場キャラは全てトリックのために奉仕するために存在し、トリックがトリックを呼び、バカがバカを呼ぶ。ご都合主義バンザイ!整合性なんてふぁっきんしっと!この荒唐無稽なバカトリックをみよ!なアナーキーさ全開の恐るべき内容でした。いやー、これはマジに凄い。ネタが割れた瞬間爆笑し、不可能犯罪のトリックにゃぁもう感動するばかりでしたぜ。いやほんと、バカミス好きならマストなアイテムですよこれ。さぁバカミス好きならば目くるめく狂気の世界へ貴方も飛び込んでみるがよいよいよい。つーか飛び込め。飛び込みやがれ。


・・・でも出版社が新風舎なんだよなぁ・・・。倒産しちゃったから今後は入手難しいだろうなぁ・・・。創元あたりかどっか救い上げてくれないものかな。その際には文章に手を入れて完全版としての出版を希望するものですが。(ちと文章が下手・・・つーかもちっとどーにかして欲しいな)