小説感想 リチャード・マシスン「アイ・アム・レジェンド」



アイ・アム・レジェンド (ハヤカワ文庫NV)

アイ・アム・レジェンド (ハヤカワ文庫NV)


夜が来る。ネヴィルは一人、キッチンで夕食の用意をする。冷凍肉をグリルに入れ、豆を煮る。料理を皿に盛っているとき、いつものように奴らの声が聞こえてきた。「出てこい、ネヴィル!」・・・突如蔓延した疫病で人類が絶滅し、地球はその様相を一変した。ただ一人生き残ったネヴィルは、自宅に篭城し、絶望的な戦いの日々を送っていた。そんなある日・・・戦慄の世界を描く名作ホラー、最新訳で登場!(「地球最後の男」改題)



(自主規制)ものだったのかよ!


何一つネタを知らずに読んだ(近年ウィル・スミス主演で映画化されておりますが、映画版もトレーラーしか見てなかった)のでこれは素直にビックリですよ。生き延びるために孤独な戦いを続けるネヴィルのサバイバルホラーものとしても素晴らしい内容だし、またラストで明らかになる事実が衝撃的っつーかタイトル「アイ・アム・レジェンド」にすげー相応しくってちょっと感動。展開のテンポがよいのでキレがよく、読後感もよい中々の良作かと。


できればワシのよーにネタを知らずに読むと楽しいと思うんだけど・・・。