小説感想 ジャック・フィニイ「完全脱獄」
- 作者: ジャック・フィニイ,宇野輝雄
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2007/09/26
- メディア: 文庫
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ボートの先にオレンジ色の光が見えた。奇妙な建物を照らす、巨大な投光照明。そう、厳重な警備で知られるサンクエンティン刑務所だ。ベンは考えた。四日以内に兄を脱出させなければ。なんとしても・・・。房内でアーニーは、ただ一つのセリフを頭の中で繰り返していた。このままでは処刑される。弟の手を借りて脱獄しなければ。なんとしても・・・・・・・・・脱獄不可能の巨大刑務所からの脱獄計画を描く、異色作家の奇想天外なサスペンス。
うん、ちとびみょー。
タイムリミットまで後何日!っつー緊迫感もあんま感じられなかったし、何より脱出計画がしょっぱいのがちょっとなぁ(;´Д`) 刑務所内の描写およびイベントも半端だし、キャラクターの魅力もイマイチだし。何か全てにおいて中途半端な感じで、個人的には「ふーん」とゆー感じでイマイチのめり込めませんでした。オチはまぁ、ちょっとビターな感じで割と好みなんだけど。
つーわけで、その、なんだ、フィニイが好きで好きでたまらないっつー人でないならスルーしてもあまり問題ないのじゃないかなぁ。