第9位 ルイス・フェルナンド・ヴェリッシモ「ボルヘスと不死のオランウータン」
ボルヘスと不死のオランウータン (扶桑社ミステリー ウ 31-1)
- 作者: ルイス・フェルナンド・ヴェリッシモ,栗原百代
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2008/06/28
- メディア: 文庫
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ブラジル人の「私」は、アルゼンチンで開催されるE・A・ポーの研究総会へ参加できることになった。しかも、長年の夢だったボルヘスとの対面も果たした。だが、総会は不穏な空気に覆われ、ついに事件が起こる。論争の種をまいていたドイツ人が殺されたのだ。現場の部屋は施錠され、死体は文字をかたどっていた・・・密室とダイイング・メッセージの謎にボルヘスが挑む。カバラからクトゥルー神話までを縦横に論じ、史上最強の安楽椅子探偵の推理はどこへ行く?南米発、衒学的文芸ミステリー。
タイトルからしてバカ風味漂う本書。内容も期待に見事に応えるバカっぷり。もうダイイングメッセージはこりごりだよぅ。