これは絶品でした



音楽の在りて

音楽の在りて



萩尾望都のSF短編小説集。前半は掌編といってもいいくらいの短編で、最後になが〜い中編が収録されております。個人的には前半の短編群が好み。漫画家らしいアイデアとビジュアルセンスに、それをうまく文章化するその技量に実に感服いたし申した。表題作のグッとくる感は半端ない。あと漫画家らしい内容の作品もあって中々愉快。でも、冒頭の「ヘイルマッド殺し」と、それと対をなす巻末のマンガ「左ききのイザン」がやっぱベストかな。これ凄いぜ