L.T.フォークス「ピザマンの事件簿 デリバリーは命がけ」



ピザマンの事件簿 デリバリーは命がけ (ヴィレッジブックス)

ピザマンの事件簿 デリバリーは命がけ (ヴィレッジブックス)


テリーは腕のいい大工だったが、ちょっと人生につまずいてしまった。暴力沙汰で刑務所入り。出所したところで金も仕事もなく、妻にも捨てられ今じゃ屋根裏部屋で居候暮らし。やむなく近くのピザ店「カーロ」でデリバリーの仕事に就く。個性派揃いの店の従業員に助けられ、テリーが自分の生活を取り戻しはじめた矢先、嫌われ者の同僚が店の駐車場で刺殺された。前科のせいで容疑者扱いされるテリー。明らかにもっとあやしい人物がいるのにもかかわらず、だ。一向に進まない警察の捜査に業を煮やしたテリーと仲間たちは、自分たちで犯人探しを始めるが…。小さな田舎町を舞台にした働く男たちのミステリー。



殺人事件はどうでもいい。もっとピザマン野郎の日常に筆を費やせ。(マンと野郎で意味ダブルだけど気にしちゃやーよ)


翻訳ミステリ界隈で微妙に話題に上がっておりましたので読んでみました。なるほどこれは面白い。とにかくキャラクターが魅力的。主役テリーを筆頭に、ピザマンにはナイスガイが勢揃い。会話もクール。こいつらの日常を描写するだけで十分面白い・・・つーか読ンでると殺人事件は割とどうでも良くなってきます。そっち側にはあまり労力を割いてない感じ。(犯人バレバレだし) キャラクターの魅力で十分お釣りが来ますぜ、ええ。これは続編もはよ読まにゃならンな。


どーでもいいけど読ンでるとピザ食いたくなるよねこれ。