東川篤哉「はやく名探偵になりたい」



はやく名探偵になりたい

はやく名探偵になりたい


はた迷惑な奴らリターン!! 名探偵の条件。気力・体力・変人あしらい。そしていかがわしい依頼が舞い込む町在住であること! 烏賊川市で探偵事務所をひらく鵜飼のもとには、なんとも不思議な事件が持ち込まれる。探偵見習い・流平とともに、いい加減に華麗な推理と、ずっこけチームワークで難事件を次々解決!! 2011年本屋大賞受賞、東川篤也の大人気シリーズ最新作!!



烏賊川市シリーズの短篇集。なンか読ンで数日後には忘れてそうな話ばかりですが、読ンでる最中は楽しいので特に問題ない、大丈夫。(何がだ) スラップスティックのレベルも結構な高まりっぷりだし、個々のトリックも脱力系ばかりですが楽しいし。「時速四十キロの密室」の無茶っぷりには爆笑を禁じ得ない。あと最後の「宝石泥棒と母の悲しみ」がちょい変化球でこれは深く印象に残りました。


東川篤哉ファンならば問題なく手に取って楽しいひとときを過ごせる作品ですけど、「謎解きはディナーの後で」の後にこれ読むと「????????」となるンだろうなぁ・・・