霞流一「ロング・ドッグ・バイ」



ロング・ドッグ・バイ (ミステリーYA!)

ロング・ドッグ・バイ (ミステリーYA!)


俺は犬。名はアロー。赤茶色の身体に、頭から背中にかけて白い矢のような模様が入っているので、この名前になった。東京郊外の小さな町、浮羅田町で暮らしている。このところ、人間たちと俺たち飼い犬の間で話題になっているのは、犬の銅像の前に突然出現したゴボウの謎だ。些細といえば些細なできごと。だが、妙な点が多すぎるのは確かだ。幼い柴犬・ボンタから依頼を受け、俺は渋々調査に乗り出した。だが、俺を待ちうけていたのは、不気味な幽霊犬の噂と、ますます混迷していく謎だった。その矢先、もうひとつの奇怪な事件が起きた。犬の鋭い嗅覚と観察眼をもってしか気づけない「不可能犯罪」。俺は、エキスパート犬たちの助けを借り、徹底的に謎を解明する決意をした。プロフェッショナルな技術を持つ犬たちが、リードから放たれ、深夜の町を疾走する!クールでスタイリッシュ、笑いと涙満載のドギー・ハードボイルド。



犬ミステリという時点で狂気を感じるぜ。


あらすじが全てな気がしますが、わンこを主役にすえたハードボイルド・・・つーよりは冒険ものというか特攻野郎Aチーム的な話だよなこれ。中盤以降に活躍するG8のメンバー(もちろン犬です)とかそれっぽい感じだし。ストーリーも面白いけど、どちらかっつーと登場するわンこのキャラクターの魅力でページを捲らされる気がする。面白いからいいけど。


犬の世界はまだまだ不思議だらけだぜ。