セバスチャン・フィシェック「アイ・コレクター」

アイ・コレクター (ハヤカワ・ミステリ 1858)

ベルリンを震撼させる連続殺人事件。その手口は共通していた。子供を誘拐して母親を殺し、設定した制限時間内に父親が探し出せなければその子供を殺す、というものだ。殺された子供が左目を抉り取られていたことから、犯人は“目の収集人”と呼ばれた。元ベルリン警察の交渉人で、今は新聞記者として活躍するツォルバッハは事件を追うが、犯人の罠にはまり、容疑者にされてしまう。特異な能力を持つ盲目の女性の協力を得て調査を進める彼の前に、やがて想像を絶する真相が！　エピローグから始まる奇抜な構成、予測不能の展開。『治療島』の著者が放つ衝撃作。

こ、これは・・・。


本書はエピローグから始まり、最終ページから1ページ目へと逆に推移する構成となっているのですが、読み終えればなるほどそういう事かとすげぇ納得いくにも関わらず、めっちゃ消化不良と思えてしまうのはどういうことなのか。いや話の展開というか「なるほど！」という目からウロコ的なネタでありこれはこれで、と思ってしまうのだけどこれは色々とあかンやろ(´・ω・｀) 何故ワシがここまで消化不良なのかは一言で説明がつくものなのですが、これをバラしてしまうとまったくもって本書の楽しみがなくなってしまうので皆ワシ同様前知識無しで本書を読み終え「ええー」ともにょっとすればよいさ。ええ、すればよいともさ・・・。いや話そのものはめっちゃ面白いので読ンで損はしないよ。・・・しないよ・・・しないよ・・・


いやほンと、皆読もうよこれ。そしてワシと同じ思いをすればよいよ・・・