翻訳ミステリー大賞授賞式&コンベンションに参加してきました



というわけで土日はこちらのイベントに参加してきました。去年についで2回目の参加です。結果などは公式で報告されていますのでそちらを参照されたし。つーか「無罪」がここまで票を集めるとは。みなサビッチのクズっぷりが逆に愛おしくなってしまったのか。というか投票傾向からして男性票が微妙に多かった気がするけどそれはワシの気のせいなのか。おっさンの星なのかサビッチ。ちなみにワシとしては候補作の中では「罪悪」が一番の好みでした。まぁ候補作はどれも面白かったので未読の方は安心して読まれるがよかろうて。


夜からは大広間企画。まずクイズ大会が行われ、昨年同様「エキサイトくん」(原題をエキサイトで翻訳し、翻訳結果から邦題をあてるクイズ)が行われました。昨年は個人戦だったけど今年はチームでの闘い。(個人だと指名するの大変だしね・・・) 最終的にワシが所属したチームはみごと優勝したのですが、ワシはクイズ中ただただ酒を飲むだけの簡単なお仕事をしているだけでした。・・・いやだって難しいンですもの・・・。回答言われれば「ああー」というものばかりなのでしたが。難易度的に絶妙なので悔しさもひとしおじゃわい。


各出版社の編集者によるビブリオバトルはもうちょい尺があっても良かった気がするけど、まぁ長いとダレるしね。プレゼンに対し慈悲のない訳者からのツッコミに対する編集者さンの大人の返答による軽やかな返しなどが見どころでありました。最終的に扶桑社の「予期せぬ結末 ミッドナイト・ブルー」が勝利を収めましたが、他のも面白そうだったので刊行が楽しみです。


その後は部屋企画。今年は4部屋で企画が行われてました。でももうちょい部屋の選択肢があっても良かったかも。煙草が苦手なのでハードボイルド部屋はスルー、コージーミステリもあまり読ンでないのでコージー部屋にお邪魔するのは気がひける、となると読書会部屋かおすすめ本を紹介してくれる執事カフェ部屋におじゃまするしかないなぁ、という2択だったので。いやまぁ結局はそれで十分楽しかったのですが。


読書会部屋は異様に人が入っていたのが印象的でした。というか最初に挨拶だけして部屋出てきたので、ワシが退出したあと何が行われていたかは謎なのだけど。猟奇の鉄人の中の人とかいらっしゃったので、色々と話聞いておけばよかったかもしれない。


執事カフェは書評家の杉江氏、河出氏、文春編集の永嶋氏の3人がメインの部屋。読みたい本についての相談・質問事項を用意された用紙に書いて、あとは指定した3人のうちの誰かが回答してくれるという企画でした。待ち時間には大変美味しいお菓子などもいただけたり。すげー美味しかった。で、ワシが何を相談したかというと、その、大変迷惑であり微妙に荒れる話題とわかってはいるのですがやはりオススメのバカミスについて質問せざるを得なかった・・・!そして帰ってきた回答が以下。お三方全員で相談した結果の回答であるらしく、大変ありがたい話ですよほンと。

  • ピエール・シニアック「ウサギ料理は殺しの味」
  • カーター・ディクスン「魔女が笑う夜」
  • ジャック・カーリイ「百番目の男」
  • ジャン・ヴォートラン「パパはビリー・ズ・キックを捕まえられない」
  • サイモン・ブレット「死のようにロマンティック」

回答の際に「読ンでるのもあるでしょうが」と言われましたが、下2作は未読だったので帰宅後即マケプレでオーダーしたワシでしたとさ。あらすじ聞く限りでは大変面白そうだったので楽しみで仕方ないぜ。ほンとお世話になりました。


その後は日付も変わり色々と参加者が泥酔モードに突入。ワシも結構酒が回ったので、割と早めに宿泊部屋に引っ込ンだ次第でありました。ワシが引っ込ンだあとも相当カオスだったよーじゃが。




ええと、昨年に続き2回目の参加だったワシですが、今年は昨年よりも疎外感を感じなかったというか、かなり暖かい雰囲気になっていた感がありました。昨年よりも一般人の参加者が増えたからなのかな。それともワシが単に雰囲気になれたからなのか。まぁ何にせよ楽しいイベントでした。来年もまた参加したいなー、と思えるほどに。九州から出て行った甲斐があったわい。LCCが就航して割と安くあがるとはいえ、やっぱ結構お金と時間かかるしね・・・


というわけで今年も読書を頑張りましょ。(もらった刊行予定を見、刊行点数の多さに白目になりつつ