映画感想「スーパーサイズ・ミー」
「ファーストフードは体に悪い、というけれど本当のところはどうなのよ?誰もやらないなら俺が身を持って人体実験してやらぁ!」というコンセプトに基づいたドキュメンタリー映画。
実験したのは監督のモーガン・スパーロックその人。彼が設定したルールは次の4つ。
- 某大手ファーストフード店内に存在するものしかオーダーしてはならない(水を含む)
- "スーパーサイズ"を勧められたら、断らない
- 全てのメニューを必ず一度は食べる
- 朝・昼・夜の3食全て残さず食べなくてはならない
このルールに従い、1ヶ月生活したらどーなったかを撮影した映画なのですが・・・。
実に興味深いドキュメンタリー・バカ・映画でした
実験終了時点(1ヶ月後)のスパーロック監督の体調がものすごいことになっていてかなり驚愕。体重は10Kg以上増加、肝臓も脂肪肝になり医者からは「バカなことは止めろ」と言われる始末だし、ハンバーガーを食わないと落ち着かなくなる中毒症状まで発生してるし。
作品そのもののスタンスとしては、「ファーストフードが悪」って決め付けているわけでもなく、自己責任とか食品会社の都合とか、いろんな方面から物事を捉えていて結構冷静・中立的立場からのものなのですが・・・。
これ観た後じゃぁ、気軽にファーストフードなんて食えませんよ(;´Д`)
ちなみに、わが身の健康と引き換えに映画を撮影する、というその映画魂にクレイジーさを感じたゆえ、バカ映画として一方的に認定いたしまする。