小説感想 テッド・チャン「あなたの人生の物語」
- 作者: テッド・チャン,公手成幸,浅倉久志,古沢嘉通,嶋田洋一
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2003/09/30
- メディア: 文庫
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地球を訪れたエイリアンとのコンタクトを担当した言語学者ルイーズは、まったく異なる言語を理解するにつれ、驚くべき運命にまきこまれていく・・・・・・ネビュラ賞を受賞した感動の表題作はじめ、天使の降臨とともにもたらされる災厄「地獄とは神の不在なり」、天まで届く塔を建設する驚天動地の物語───ネビュラ賞を受賞したデビュー作「バビロンの塔」ほか、本邦初訳を含む八編を収録する傑作集
ワシには少々ハードルが高い短編集でした、ぬぅぅ。
つーか2回読んだとですが、表題作「あなたの人生の物語」のどの辺が<感動作>なのかがよくわからんとです(;´Д`) (いやまあ、感動なんて人それぞれですけど・・・)
個人的には冒頭に収録されている「バビロンの塔」が一番面白かったと思いました。
天高く聳えるバビロンの塔、上に上にと増築していき、ついに「空の丸天井」にぶち当たる・・・って発想にしびれまくり。結末もわかりやすく、素人の自分にはこれが一番面白く感じました。
次いでは「七十二文字」「理解」「地獄とは神の不在なり」かな。
どうも素人なので、脳内でビジュアル化しやすい作品が気に入る傾向にあるみたいっす(;´Д`)
まあ素人のワシでもそれなりに楽しめた作品集でした。
気になる方は冒頭の「バビロンの塔」だけでも書店で読まれてみてはいかがでせうか。
つーかこの作品で戸惑っていては、たぶんイーガン「万物理論」とか読めんぞワシ orz