日本推理作家協会賞決定
今回は以下の2つが受賞作。(評論はスルー)
- 作者: 貴志祐介
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2004/04/21
- メディア: 単行本
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- 作者: 戸松淳矩
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2004/05/25
- メディア: 単行本
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貴志祐介「硝子のハンマー」はそれなりに話題になっていたよーなので割と納得なのですが、戸松淳矩「剣と薔薇の夏」が受賞ってーのには、その、正直、驚愕。いや、確かに重厚な大作ですが…。ぜんっぜん話題になっていなかったと思いますので。(たぶんミステリ界隈の住人でも『何それ?』って人多いんじゃないかなぁ)
ワシは去年「剣と薔薇の夏」読みましたけど、もーただ「重厚」って印象しか残っていません(;´Д`) 何かもう純文学系統の雰囲気すら漂う内容。ミステリだから、と構えて読むよりは普通の文学を読む気持ちの方が楽しめると思います。当時のアメリカの世相やら風俗やら、実に練りこまれて描写されているし。オマケにミステリが付いて来るっつーか。
異様に長い(そして結構値段高い)ので読まれる方はそれなりの心構えをしておくが吉ではないかにゃー。
貴志祐介は「黒い家」しか読んだことないんですが…買ってみよーかな?(そして即効積む罠)