ゲーム感想 PS2「ナムコクロスカプコン」
- 出版社/メーカー: ナムコ
- 発売日: 2005/05/26
- メディア: Video Game
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レゲー野郎はとりあえずやっておけ。
異様に時間が費やされる大作ですが、実にナイスなキャラゲーでした。大満足。
近年のゲームキャラ中心だとちょっとついていけないよなぁ、とプレイ開始時点では思っていたのですが…。そんな不安は杞憂に終わり一安心。だって基本的ストーリーラインは以下の作品で構成されてるし。
・魔界村
・ドルアーガの塔
・ワルキューレの冒険
・ストライダー飛竜
・源平討魔伝
・ストリートファイターZERO
・ソウルエッジ
とまあ、超レゲー野郎に優しい内容。
ここまで古い作品ばかりだと、逆に最近のユーザがついていけないよーな気がするのですが(;´Д`)
まあこの他にも登場作品はあるのですけど、「バーニングフォース」「バラデューク」「ダストワールド」などあたりからの参戦キャラにゃぁ度肝を抜かれましたよ。チョイスが渋すぎる…。
キャラクターについても「よく調べているなぁ」と思わされるところが色々ありまして、有名セリフは大抵作中で登場します。例えば、義経の「殺してしんぜよう」とか、飛竜の「貴様らにそんな玩具は必要ない」とか。レゲーファンにとってはたまらん演出。
あと特筆すべきはやはりドルアーガの塔。基本的に「リターン・オブ・イシター」がベースになっているんですが、ギルガメスの武装が鈴木直人のゲームブック仕様になっているのが超ステキです。クロムの魔剣だのイラニスタンの油だの黒竜の牙だの。(黒竜の牙はちゃんとスケルトンを召喚します) あとアイテムでメタセコイアの葉とか。この演出を見るだけでも、鈴木直人ファンは買う価値があると思いますよ?(ゲームブックの復刊はまだかっ!)
ストーリーもそれなりに良い…っつーかレゲーファンならニヤリとする展開多いし。頼朝を倒すためには3種の神器が必要だとか、リュウが殺意の波動に目覚めたりとか、空中戦艦バルログが登場したりとか、時の鍵はやっぱり盗まれているだとか。中でもワルキューレが虹の橋をかけるシーンは、ちょっとあまりにもありえない展開で燃えすぎですよ?
ほんとスタッフよく調べているなぁ。ぐっじょぶ!
兎に角、近年ゲームから遠ざかっているレゲー野郎に是非とも遊んで欲しい1品。ボリュームたっぷりで大いに楽しめました。