小説感想 ジーン・ウルフ「新しい太陽の書③ 警士の剣」



警士の剣 (ハヤカワ文庫SF―新しい太陽の書)

警士の剣 (ハヤカワ文庫SF―新しい太陽の書)


罪を問われて、故郷の<拷問者組合>から追放されたセヴェリアンは、幾多の冒険をかさねたのち、スラックスの街で警士として日々を送っていた。だがふとしたことから、彼はふたたび荒野を目ざすことになった。やがて、セヴェリアンは、さしもの名剣テルミヌス・エストにも断ち切れぬ運命の糸にからめとられていくのだった!黄昏に沈む惑星ウールスを舞台に言葉の魔術師と謳われるウルフが織りあげる傑作四部作の第三部。



ウルフの文体に慣れたのか、はたまた世界観をやっと理解できたのか。さすがに3巻ともなれば読み手の経験値も向上するとゆーものでして、本作は既刊2作に比べてスルリと読むことができましたよ。(まぁ例によって一読意味不明の寓話が挿入されてたりと、頭を悩ませる部分もありますけど)


つーかあの人の再登場とか、実はXXXがXXXだったとか、見所が既刊に比べると段違いに多かった気がします。こいつぁ次の最終巻が楽しみでなりませんですよ。


………内容忘れないうちに早く読まなきゃ(;´Д`)