遠征した甲斐がありました



福岡は天神(いつも新刊を買いにお出かけしている場所)から、地下鉄で4駅ほど行った西新つー街で「西新大古本祭り」っつーイベントをやっているとゆー情報をキャッチしたので、ちょっくらお出かけしてきましたよ。


「どーせ大したものないよな」、とあんまり内容に期待はしていなかったんですが、いやもうこれが想定外のブツが手に入って嬉しい限りでありこいつはもう祝杯をあげるしかねぇって感じですよコンチキショウ。(結局飲むのかよ)

「坊主、おまえの取り組みかたは、最初から間違ってる」
「しかたないでしょ」
「ものを見つけるこつは、ものを捜さないことだ」
「それなら、ぼくにもできる」
グレアムはニールの言葉を無視した。
「ものを捜そうとするな。空間を探るんだ。目的物のひそんでいそうな場所ばかりを捜して回るのはやめろ。実在してるものを見るんだ。わかったか?」



とゆーグレアム父さんのアドバイスを愚直に実行しなかったら、きっと手に入らなかっただろーなぁ。ありがとうグレアム父さん!「ストリート・キッズ」読んでてよかったよ、いやほんと。


ある詩人への挽歌 (現代教養文庫―ミステリ・ボックス)

ある詩人への挽歌 (現代教養文庫―ミステリ・ボックス)



つーわけでマイクル・イネス「ある詩人への挽歌」を査収。見つけた瞬間、例によって「ふはっ」と変な汁が出そうになったのはゆーまでもあるまい。(だから出すなよ) いや、オークションとかでは割と出てるよーなので入手難易度はそんなに高い作品ではないとゆーのは知っていたんですが・・・。それでも自力で見つけられたのは嬉しいな、と。お値段も通常の古本文庫価格だったし。


イネス作品は「アプルビイズ・エンド」と「ストップ・プレス」の2作バカミス(?)しか読んだことないのですが、こいつはそれらとはまったく違ったガチのミステリらしいので読むのがすげー楽しみです。


風の記憶 (ミステリー・フォー・ユー)

風の記憶 (ミステリー・フォー・ユー)



たしか文庫にはなってなかったよな?岩崎正吾は割と好きな作家なので査収できたのは嬉しい限りですよ。岩崎氏といえば「探偵の四季」シリーズが有名(?)だと思うのですが、シリーズ最終作「探偵の春あるいはさよなら明智小五郎」(だったよね?)の刊行はまだですか。何時までも待ちますよ。


写本室(スクリプトリウム)の迷宮 (創元推理文庫)

写本室(スクリプトリウム)の迷宮 (創元推理文庫)



過去からの告発 (創元推理文庫 (211‐1))

過去からの告発 (創元推理文庫 (211‐1))





硝子の家―本格推理マガジン (光文社文庫)

硝子の家―本格推理マガジン (光文社文庫)



犯人に告ぐ

犯人に告ぐ



あとは心の赴くままに。「硝子の家」は前々から読んでみたかったので丁度よかったかな。(たしかこのミスで高評価されていたはず)