小説感想 赤城毅「帝都探偵物語1 人造生命の秘密」



帝都探偵物語〈1〉人造生命の秘密 (光文社文庫)

帝都探偵物語〈1〉人造生命の秘密 (光文社文庫)


時は大正十四年、帝都東京に突如不死身の怪人が現れた。その正体は、狂気の元軍医が生み出した人造生命だった!父を想う可憐な少女の依頼を受け、心優しい青年探偵・小暮十三郎が立ち上がる。行く手に立ちはだかる憲兵大尉・横光の邪悪な陰謀。危機に次ぐ危機───そして涙を抑えきれない結末まで、一気に読ませる大活劇。鬼才・赤城毅光文社文庫初登場!



うむ、B級。


由緒正しきB級怪奇冒険活劇。どこをどー取っても当方の大好物です本当にありがとうございました。先が読めすぎるにも程があるストーリー、あまりにも典型的な悪役、悲劇のヒロイン、活躍する探偵、もうほんとストレートど真ん中王道も王道のエンターテインメント作品でございます。「子供っぽくてこんな本読んでられないよ」とかのたまう輩に神の怒りを。「こーゆーのを待っていたんだよ!」という同朋には神の祝福を。


つーわけで当方と似たよーな読書傾向の方には安心してオススメできる娯楽作品、ささ肩肘張らずに気軽に読んで「嗚呼面白かったなぁ」と想うがよかろうなのさ。