小説感想 千街晶之他「本格ミステリ・フラッシュバック」



本格ミステリ・フラッシュバック (Key library)

本格ミステリ・フラッシュバック (Key library)


1957年の清張以後から1987年の綾辻登場まで、本格不遇の時期の傑作・怪作を徹底的に紹介する瞠目のガイド本。
社会派勃興の時代にも、本格ミステリは紡がれていた!



読んだとゆーべきか、見たとゆーべきか。というかガイドブックなので「小説感想」というタイトルは誤りなんだけど、そこはまぁ、その、あれだ、ねぇ?(何かに同意を求めるよーな目で)


内容については上記紹介にもあるよーに1957年〜1987年の間に刊行された本格ミステリについての紹介本。紹介されているブツは今となっては絶版となったものも多く、興味を持ったものの本屋さんには売ってないわ図書館にも置いてないわ古本屋さんを何軒巡っても見つからないわマケプレではボッタクリ価格が付いてるわで、読もうと試みたが運の尽き、冥府古本魔道を歩む事になってしまう廃人要請ガイドブックでもあるところが実にスバラシイね!(註:この文章には嘘・大げさ・紛らわしい文章が含まれております)


というか本格ミステリのディープなファンに対してのガイドブックなので、一般のミステリファンにはまったく用がないシロモノだと思われ。冥府本格ミステリ魔道を歩む人なら持ってて損はないと思いますよん。