赤城毅「書物輪舞」



書物輪舞 (講談社ノベルス)

書物輪舞 (講談社ノベルス)


世にでれば、国を、政治を、歴史を揺るがしかねない秘密をはらんだ本を、合法非合法を問わず、あらゆる手段を用いて入手する、書物狩人。防衛省から消えた旧ソ連にまつわる機密本。チャウシェスクによる言論統制下で書かれた小説と正誤表。切り裂きジャックの真犯人に繋がる『黒い光』。宿敵、書物偽造師の企てに立ち向かいつつ書物狩人が、稀覯本に隠された物語を解き明かす。



書物狩人ル・シャスールの活躍を描くシリーズ第5弾。王道のB級エンターテインメントっぷり。歴史の薀蓄と胡散臭さが絶妙にマッチしており、大変味わい深い愉快なお話となっております。いやーほンと楽しいなぁ。赤城毅せンせいマジいい仕事するわ・・・。というわけでザ・エンターテインメントをお求めの方は迷うこと無く手に取るがよいよいよい