ピエール・シニアック「ウサギ料理は殺しの味」



ウサギ料理は殺しの味 (創元推理文庫)

ウサギ料理は殺しの味 (創元推理文庫)


レストランのメニューにウサギ料理が載ると若い女が殺される!女占い師と彼女にほどこしを受けるホームレス、ウサギ料理が好きな男、金ではなく高級商店の新入荷品で上客を取る娼婦。絡み合う人間関係。ある日、「ウサギ料理をメニューに載せるな」という脅迫状がレストランに届く。この町に何が起きているのか?とてつもないブラック・ユーモアが横溢する仏ミステリの傑作。



クレイジー


ヘンテコな作品には定評がある、安心安定のおフランス産ミステリ。いやー、本当におフランス産は頭おかしいわ。まさか永久殺人機関の誕生を目の当たりにしてしまうとは・・・。この作中で展開される恐るべきロジックにワシらバカミス愛好家はただ頭をたれてひれ伏すのみですよ。この発想は狂人の着眼点やでぇ(´・ω・`) (注:常人は思いついてもやらない的意味で


あまり深いこと考えずに読むとすごーく楽しいと思いますよ。バカミススキーなら必読の書。つーか真相解明後の展開は苦笑いしかでねぇよこれ。素敵だ。