スティーグ・ラーソン「ミレニアム2 火と戯れる女」(上下)



ミレニアム2 上 火と戯れる女

ミレニアム2 上 火と戯れる女



ミレニアム2 下 火と戯れる女

ミレニアム2 下 火と戯れる女


背中にドラゴンのタトゥーを入れた女性調査員リスベットにたたきのめされた彼女の後見人ビュルマン弁護士は、復讐を誓っていた。ビュルマンはリスベットの過去を徹底的に洗い、彼女を心の底から憎む人物を探し出した。彼はその人物と連絡を取り、リスベットを拉致する計画が動き始める。その頃、月刊誌『ミレニアム』の発行責任者ミカエルらは、重大な決断をしていた。ジャーナリストのダグとその恋人ミアが進める人身売買と強制売春の調査をもとに、特集号を刊行し、書籍を出版することを決定したのだ。ダグの調査では、背後にザラという謎の人物がいるようだった。旅行先から帰ってきたリスベットもダグの調査を知り、独自にザラを追い始めた。だがその矢先、彼女の拉致を図る者たちの襲撃を受けた!
話題沸騰!今世紀最大のミステリ『ミレニアム』三部作、激動の第2部に突入!



1部と全く別物でびっくりですよ。


1部「ドラゴン・タトゥーの女」は割とスタンダードかつオーソドックススタイルのミステリであったのですが、本書はうってかわってサスペンス調の作品。追いつ追われつの展開が目まぐるしく、すげぇ迫力で迫ります。つーかこれノワールですよ。何かもう色々と暗黒すぎて圧倒されてしまうぜ。リスベットが幼少時代からハードコアすぎるのは何か逆に笑ってしまったが(待て


そしてリスベットさンのハードコアを遥かに飛び越えどこの超人だよ、と言わンばかりの行動を経て、ストーリーは激動の第3部へ。