東川篤哉「私の嫌いな探偵」



私の嫌いな探偵

私の嫌いな探偵


うら若き美貌のビルオーナー、二宮朱美。二十代半ばにして、ビルの最上階に住まい家賃収入で優雅に日々を送っている……はずが、なぜか、気がつけば奇妙なトラブルに振り回されてばかり。それもこれも、階下に入居している「鵜飼杜夫探偵事務所」がいけないのだ!今日もまた、探偵事務所を根底から揺るがす大事件が巻き起こる!!



烏賊川市シリーズ短篇集。いつものよーにかる〜いノリで展開されるスラップスティックなミステリでありますが、根っこの本格魂はしっかりしておりトリックはどれも結構凝ってます。まぁ作品の雰囲気と展開的に考えてバカミスちっくなネタが多めなのは好みが分かれるところだと思うのですが・・・。え?ワシ?ワシはこーゆーの大好きなのでまったく問題ないですよ、ええ。


というわけでさらっと読めてシンプルに「面白かったなー」と思える作品ですのでヘビーな本ばかりではなくたまにはライトな作品もええのではないかな、と思うワシでありましたとさ。いや単純だけど「面白かったなー」って思える作品って結構大事と思うのだぜ